2014年6月13日金曜日

【blender】ウェイトペイント小技

blenderのウェイトペイントにおける小技を覚えたので自分用のメモもかねて記録しておきます。

モデリング時に髪をパーティクルで作成ししアーマチュアとの関連付け(重み付け)をウェイトペイントモードで行う際に、塗り残しが発生した場合の対応方法です。


まずは下の画像のようにキャラクターのモデルにアーマチュアが設定されています。
髪の毛と顔は別オブジェクトです。



関連付けの状態は
顔のオブジェクトでは頭部アーマチュアと頭部オブジェクトが関連付けられています。 
(青色:関連付けなし、 赤色:関連付けMAX)



髪のオブジェクトをウェイトペイントモードで確認してみるとこんな感じ。
現時点ではまったく関連付けられていません。
また頭部オブジェクトに関連付けしようと
髪の毛オブジェクト選択後 ウェイト ペイントモードに移行し、頭部アーマチュアを選択してもアーマチュア全体が選択され、頭部アーマチュアと関連付けすることができません。
(アーマチュア全体がオレンジ色選択状態になってしまう)


もちろんこの状態で首を傾げてみると髪は動かず頭部のモデルのみ動きます。

さてこの原因ですが、髪のオブジェクトのモディファイアにアーマチュアが設定されていないことが原因です。
rigifyを使用し体(顔)オブジェクトにはアーマチュアモディファイアが設定されていますが、後から追加した髪の毛はパーティクルで作成した後メッシュに変換したためアーマチュアが設定されていません。


というわけで髪オブジェクトにアーマチュアモディファイアを設定します。
画面右側のモディファイア設定ボタンより髪オブジェクトに「アーマチュア」を設定します。

「オブジェクト」に関連付けしたいrigを設定。


すると以下のように髪オブジェクトと頭部アーマチュアとの関連付けを行うことができるようになりました。
(操作としてはアーマチュアをポーズモードにする→髪オブジェクト選択→ウェイとペイントモードにする→色を塗るです。)

というわけで髪の毛をすべてウェイトペイントモードで関連付け(赤色)し、ポーズモードで首を傾けてみました。
すると・・・あれなんか残ってる。。。。

ウェイトペイントモードで見てみると・・・やっぱり残ってる。
ちゃんと全部赤色で塗ったのに・・・




まあ理由は単純で、画面で見えている表面の頂点は関連付けできていたけど、内側の見えない頂点が関連付けできていなかったという話。

この対応方法ですが簡単で首を傾けたポーズのままウェイトペイントモードに移行し、青い部分の色を塗るだけです。
塗っていくと

このようにすべての髪オブジェクトの頂点がボーンに追従するようになります。

首がまっすぐな状態でいくら塗っても画面上見えていない内側の頂点は塗れませんのでご注意ください。
因みに私はここで2時間ほど嵌りました。

ポーズモードで動かしてみて、ちゃんと髪の毛すべての頂点が関連付けされていることを確認。



いい感じ関連付けできたと思います。


以上です。

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